思い立って京都へ 初弘法 NO3/3 |
京都駅のロッカーに荷物を預けて、いつも素通りをしていた東本願寺へ歩いていく。でかい。どうしてお寺がこんなに大きいのかといつも思う。 総合案内所に行くと本願寺では御朱印はしないと、リーフレットに書いてあった。 |
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御朱印が無いのは、私にとっては非常に残念。ところがここでは、寺の中でのスタンプラリーをやっていた。まぁ、せっかくだからと用紙をいただく。何枚ですか。と聞かれて一枚と答えるが、こういうのは子連れとかグループでやるものなのでしょうね。 | |
私は無宗教ですが、仏様を前にして静寂とした広いお堂で手を合わせていると不思議な力が天から降ってくるような気がする。 | |
4ヶ所のスタンプを押して、総合案内所に戻ると小冊子と銀色のしおりをいただいた。あら、こんなにいただいていいのかしら。 東に来たのだから、西にも行こうと歩き出すと、なんとかベーカリーの看板が目にはいる。歴史がありそうなパン屋だ。天然酵母の看板を見たら、またまた吸い込まれた。時計を見ると12時はすっかり過ぎていた。 クロワッサンと書いてあるパン、どう見えてもロールパン。食べてみてもロールパンだ。 |
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西本願寺は工事中。平成の大改修10年から20年って10年間もかけての改修なんですね。 |
隣の興正寺では紅梅の蕾が膨らんでいたが、今年は遅いのだろうか。 | |
堀川七条から烏丸に向かって歩くと地下鉄の乗り口が見えたので降りていくと、なんと不本意にも京都駅に着いてしまった。単なる地下への入口だったらしい。 そしてまた、地下鉄に乗って四条へ。四条から地下道を通って京極へと出た。 |
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あれはなに、これはなに。と見えた物を追いかけながら歩く。ひとりの時はだれに相談するでなく、足と気持ちが一致すればそれでよし。 | |
お腹が空いたなぁ。とお腹が言えば足は自然と食べ物屋方向を向いている。いやいや、本当は脳が指示しているのだけど、そんな風に思ってしまう。 | |
京おばんざいの道楽という店。考えること無く中に入ってみるが時間が2時半なので誰もいない。時間で誰もいないのか、美味しくないのか。少し不安。 鯖の梅噌煮定食。680円ではこんなものか。もう少し高くてもいいから、おばんざいと名乗りに合うような味付けにしたらいいのになぁ。と心の中でつぶやきながら出てくる。 |
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おなかが一杯になったところで、久しぶりに錦市場。京麩、ゴマ、丁字麩、お酒のローションなどを買う。お腹が減っていたら、大福も、お饅頭も、パンも買っていただろう。 | |
疲れた。と思ったらもう3万歩も歩いている。どこか京都らしい和菓子やと思いつつも、なぜかまたパン屋の奥の喫茶店に入ってしまう。 | |
ここも店のパンを買って中の喫茶店で食べることが出来る。京都ではこのタイプの店を何種類も見る。前はこんなに有っただろうか。 今回は京都のパンを食べに来たようだ。 | |
ボーっと、店を見ているうちに5時を過ぎた。京阪烏丸駅から京都駅に向かう。昨日買ったスルッとKANSAIの残りは140円、60円足して乗車。これできれいに使い終わる。 | |
京都駅のキューブでおみやげ物を見て、新幹線ホームへ。上がったところで17時56分のひかりは発車してしまった。次の新横浜に止まるひかりは18時21分。 | |
日が沈んで風が冷たくなった。1号車の前でポッケに入れた暖かい「おーいお茶」で指先を暖めながら新幹線を待つ。自由席5号車はちらほらの空席。いつものように1号車はガラガラ。自由に席を選んで着席。これぞ自由席。 | |
よく歩いた2日間でした。今日は32290歩。疲れた。でも、ひとりで気ままに歩く京都は楽しい。どこを歩いても何かがある場所はひとりでも充分に楽しめる。何度行っても新しい面を発見するので京都と鎌倉に行くのは止められない。 しかし、もう少し考えればもっと安くいけたなぁ。時間はあるけど、金は無いのだから。 |
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15年1月24日
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