平成15年2月24日ー25日 |
事の始まりは、とんぼ玉。元同僚のTさんがとんぼ玉にこり始めて、こんなものなんだ。と私に見せてくれた。私もなにやら興味を持ってしまった。 |
そして、とんぼ玉の美術館が安曇野と伊豆高原にあるという。行ってみたいな。私は信州は小諸に行きたい温泉があると、同じ信州だ、それならば行こうと決めたのがまだ暑い頃。 |
しかし、同じ信州でも安曇野と小諸は随分と距離がある。車で移動するならば気にならない距離だが、電車で行くとなると、大変だ。 それならば2泊にして安曇野と小諸に泊まろう。ということになり、日程だけは決めた。 |
決めた日程がなぜか真冬の2月。安曇野の知人に連絡をすると、その時期はダイアモンドダストが見られるくらい寒いよ。何を好んでこの寒い時期に来るのか。と半分呆れられた風。それも電車を乗り継いでいくというと、そりゃ大変だと。事の重大さが分からなかった私たちはのんきに年を越した。 |
すると雪崩があった安曇野の町がテレビに映し出された。凄い雪だ。同行者はちひろ美術館は冬は休みだという。私は4月になると安曇野ではフェスティバルがあり、弘法市で出会った作家も出展するという。とお互いの情報を交換した結果、今回は小諸の温泉と陶芸という旅に変わったのでした。 |
安曇野の知人もそれは正解かも知れない。今は寒いだけですよ。と。 |
写真をクリックすると、さて何が出てくるでしょう。 |
フロントで受付を済ませて、待っている間に売店などを見ていると、何人かの陶芸作家の作品が展示されている。そしてその中の作品を見て、Tさんが「このお茶碗…」と。 女将さんの説明で、お昼に食べたあのお茶碗はこのお茶碗と説明される。中棚荘では先生の陶器を使っているというのである。その先生のところで私たちは習えるという。なんとラッキーな、妙な出会いと言うものを感じてしまった。 |
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宿で陶芸が出来るというので、月曜日に予約したのによくよく案内を見たら第一、三月曜日の夜。あらららら。それでも、陶芸をしたい私たちは、どこか紹介してもらおうと図々しく宿に訪ねたら、宿で教えてくれる先生にスケジュールを聞いていただき教えていただくことになった。 | |
その陶芸の先生は岡本先生で、なんと鎌倉のご出身だという。そして、翌週には鎌倉で25年目にして初めての作陶展を開くというのです。
明日から作品を持って鎌倉へ行くという。そんな忙しい時に、私たちのために時間を取っていただき、ありがたいことです。 講習を始める前に、先生の経歴や陶芸の話をいろいろと聞いて、ますます陶芸に興味を持ってしまった。気さくな先生だった。 |
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教えていただいた上に、先生に宿まで送ってもらってしまいました。
泊まったお部屋は、大正館の「藤村の間」2階の角部屋で大正館では一番いい部屋らしい。玄関を入ると、竹で編んだ電灯が妙にいい雰囲気を出していた。 大正館は古きよき時代の旅館と言う作り。部屋には洗面所は有るが、風呂とトイレはなし。 部屋にはおこたが有って、床の間もあり、天井が高くて気持ちがいい。 |
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一休みして、お風呂に行く。 大正館からは少し遠い。大正館の玄関を出て、本館の玄関に入り、長い廊下を歩いて、外の階段を登っていく。途中に東屋の休憩所が有るのには、うなずける。 脱衣場は畳敷き。そして、脱衣場と浴場に仕切がないのは、野沢温泉を思い出した。 |
お待ちかねの夕食。夕食は広間でいただきす。何人かのグループだと、個室なのかな。おばさま達6人ほどが、楽しくお話ししながら隣の部屋に入っていきました。 食前酒に藤村にごり酒原酒をいただき、私ひとり地ビールもいただきました。 どれも美味しくいただきました。 |