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チェコ&ドイツ acha初外人になる  NO3

    日程  平成15年10月17日−26日
    宿泊地  フランクフルト、プラハ、ミュンヘン、ケルン、ロンドン

10月19日(日)晴れ

8・チェスケブデヨビツェへ

 5時に1度目が覚めるが6時過ぎまで寝た。まだ外は真っ暗。土曜の夜だったせいか、昨夜というか朝方まで外は騒がしかった。
 まだ暗いうちからツアーバスは出発した。大変だぁ、ツアーって。トランクは運んでもらえていいけど。
 7時半頃に朝食のバイキングへ。これは旨い。って物はなかったがパンの種類は多かった。チーズの味は淡泊。ハムはまぁまぁかな。ソーセージは缶詰のような味。ドイツとは違うのかなぁ。
 ヨーグルトやジャムの種類は凄い沢山。リンゴなど丸ごとのフルーツもある。セミハードのパンは食べ応えがあるがクロワッサンは油っぽかった。パン以外にもシリアルの種類も多い。飲み物も珈琲から紅茶までいろいろ。紅茶の種類もいろいろで迷う。卵料理とクレープはその場で作ってくれるようだが勝手がわからなかった。明日は挑戦してみよう。
 何とかミルクって書いてある牛乳が有って飲みたかったのだがコップがない。観察しているとこれはどうもシリアルのミルクのようだった。「コップをくださいって」言わなくてよかった。ヨーグルトも食べたい。けど、さすがにもう食べられない。

 9時にプラハ中央駅に行く。ピルスナーの町に行こうと思ったのだが、日曜なので9時台の列車は無かった。次に出る列車に乗ることにした。それはチェスケブデヨビツェ行き。なんど口にしても言えない。デブチョ村としよう。
 列車はまるで「世界の車窓」から出た来たような感じ。中はコンパーメント。外国って感じ。どの部屋にも誰かがいる。女性がひとりの部屋が有ったので入る。中は暖房ガンガン。新幹線の個室の様だった。
 運賃は往復二人で242kc。
 列車は走り出すと車窓はすぐに森になった。古い家や牧場。でも、見てしまった。こんな田舎のきれいな川に洗剤のあぶく。悲しいなぁ。
 11時45分着。約3時間も走ったのである。随分と降りると思ったら終点だった。トイレに行きたくなり、駅のトイレに行くと有料だった。こんな時にここは外国なんだ、と思う。入り口に5kcと書いてあっておじさんが座っている。銭湯の番台のようだ。お金を払うとペーパーをくれた。へー、と思って受け取ったが、50センチほどしかない。これじゃぁ、小の場合はいいけど、大では足りないだろうなぁ。なんて思ってしまった。
 行き当たりばったりで来てしまった町、何があるのか。お城が見たくて来たのにこの町には無ようだ。こんな町でもマックがある。
 町に立っている地図を見ても、チンプンカンプン字がわかりません。iに行って地図をもらおうと思うが、無い。

 天気はいい。空がやたらに青い。中世の世界にタイムスリップしたような町。Otakaraと言う文字を見つけたので行ってみると、噴水のある広場だった。たまたま日本と同じ表記なのか、日本と何か関係が有るのかはわからなかった。休日の午前中のせいか人がいない。鳩が平和そうに飛んでいる。
 プラハの町はドンヨリしていて昼の太陽も夕方に感じるが、ここは光が違う。やっぱりプラハの空気は汚れていたのか。ここはちゃんと冬の午前中の光だ。
 歩いても歩いても店は開いていないし、人も殆どいない。日曜は店が休みだから人も来ないのか。それでもウインドーショッピングの人がたまにいる。休みとわかっているせいか、ウインドーショッピングを楽しんでいるようだ。
 店のディスプレーは値段の表示が日本とは全然違う。外からよく見えるように大きなプライスが貼ってある。家電屋さんが目に付く。日本製品が沢山展示されている。何屋だろうかとのぞいてみると。パン屋だったりする。外からではよくわからない店もあるんだなぁ。
 町の端っこから大きな道路に出たら、人がわんさか歩いている。今ままでがいないから余計に多く感じる。何が有るんだろうと行ってみると、そこはバザーの様だった。入ろうかどうしようか。入場料がいるのか入って入っていいのか悪いのか。わからずに入り口でウロウロ。
 結局入らずに駅に戻るが、疲れたのでさっきのマックで休憩。トイレは無料だっがペーパーは無かった。カフェラテ、ビールにポテトで82kc。マックにビールが有るとはさすがチェコって感じ。朝食を沢山食べたからお腹は空かないからいいものの、本当に他には店が開いていない。

 3時に駅に戻って来た。3時31分の列車がある。もう少し行くとオーストリアの国境だという。
 ここにも改札は無いのでそのまま入っていく。今度の列車は古そーだ。ごっついかんじ。コンパーメントの様なスマートさが無い。座席もごつごつしている。発車までにはまだ時間があるので車内探検。2階建てだが、1階の中間ボックス席を選ぶ。
 外を見ると、列車のトイレは垂れ流し。線路にトイレットペーパーが散乱している。さすがに写真を撮る気にはなれなかった。40年ぐらい前の日本もそうだったなぁ。

 発車時は乗っている人は殆どいず。車掌さんは女性だった。しばらくすると人はドンドン乗って来た。
 殆どの人が携帯を持って話をしている。メールを打つ姿の方が少ない。車内でも通話はOKなのか。携帯は日本のちょっと前のタイプか。カメラは付いていないようで着信音も単音。懐かしい音だ。二つ折りのタイプもほとんど無く、大きさは小さいかな。

 人間ウォッチングも楽しい。風景と人間ウォチングで3時間は飽きずに過ごしたが、さすがに身体は疲れている。往復6時間、滞在3時間の旅だった。日が暮れたら余計に疲れた。
 9時間ほどの旅でした。車窓は家をのぞけば北海道のみたいだった。いや、北海道がヨーロッパの真似をしたのか。

 プラハ中央駅から地下鉄に乗り換えてテスコというスーパーへ。もう疲れているので何でもいいけど、レストランには入りたくなかったのでここで夕食を買ってホテルで食べることにした。サンドイッチとビール。
 プラハの町は落書きが多くて、なんじゃこれ。と思ったがチェコ自体が落書きの国なんだろうか。世界遺産の町がこれなんだねぇ。落書きとゴミが目に付く町だった。ゴミ箱は、街中に沢山あるし、掃除をしている人もいるのに。
 後日談として、NHKでチェコの町の特集をやった。あの落書きは映し出されるのかと、興味を持って見ていたが、さすがに写すことは無かったようだ。

 20時前にホテルに戻る。疲れた。15600歩。バスタブがある部屋でよかった。お風呂で疲れを取ろう。
 
つづく 写真編へ


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