私は冷え性です |
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でも、知りませんでした。冬には手足が冷たい当たり前だと思っていました。だれもが冬は冷たい足と手をしているものだと思っていました。 |
お風呂から上がってすぐに寝ないと足が冷たくて眠れない物だと思っていた。ご飯を食べたら手が冷たくなる物だと思っていました。自分が人の数十倍も冷えているなんて、数年前まで知りませんでした。 |
身体の調子を悪くしてから快復がなかなか出来なかったときに、婦人科で進められた鍼に一年通いました。 |
結果的には、私の今までの不調は冷えから来ていたもののようです。季節の変わり目の大不調、自分では秋病と呼んでいましたが、これも随分と軽くなりました。 |
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初診の日は、身体中の気がめちゃくちゃ切れている。と言われました。交通事故とかに遭いましたか。と聞かれ、確かに4才の時に交通事故には遭っているけど、この年まで影響をしているんだろうか。肩こりに小さい頃から悩まされていたのは、このせいだったのか。
私の頸椎 はこの小さい頃の交通事故で大きなダメージを受けていたらしい。 |
鍼灸師さんは女性でした。治療中は人間の気の流れや冷えなどいろいろと教えてもらいました。経絡や人間の身体の不思議を知りました。
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東洋医学ってすごい。鍼灸師なろうかしら。なんて思ってしまいました。この鍼の先生に出会ったことで、私の健康への考え方が変わりました。もっと気楽に生きる、もっと自分の身体を大事にする。 |
身体が冷えるものは食べない。鍼を打っていくうちに、少しずつ少しずつ不調感が取れていき、気力も快復して行き、不調になる周期が延
びていきました。 |
そして、二年経ってやっとどうにかこうにかなってきましたが、二年前の体力には戻りませんでした。でも、前はこうだったって考えるのは止めなさい。今が一番と考えなさいと言われ、納得しました。 |
そし て、三年過ぎたて、やっと私らしくなってきたと、久々に会う友人達に言われました。人の目から見ても私はおかしかったらしい。 |
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私の身体は人の何倍も冷えているようでした。もともと冷えには興味が有って知識としては持っていましたが、鍼の先生から冷えの話を聞いていくうちに、私の思っている冷えの考え方は入門段階でした。そして、甘く見ていたのです。冷えを。
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まずは私の内蔵は冷えている。先生がお腹を触るたびに、冷たいわね。と言う。それが当たり前だと思っていたので、そんなに私のお腹って冷たいのですか。と聞きました。
人のお腹の暖かさは知りようがないです。 |
1月のある日出張する事になって、寒いだろうな。と腰にホッカイロを貼って出かけたのです。するとなん か体調がいい。 |
そのことを鍼の先生に話すと、やっぱり、今はまだ、なかから暖める力が弱いから外から強制した方がいいかな。体調がよければ続けてみて。と言われ、結局1月から5月の連休み明けまで、毎日腰にカイロを貼っ
て会社に行きました。 |
カイロは手で触ると暖かいのに、腰では暖かさを感じないのです。それだけ身体は冷えていたのです ね。気温は上がって行っても、カイロが暑いとは思わないのです。それだけ身体が冷えていたのに、自分で気付かない。それは一番危険ですね。
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夏のエアコン時には下半身が冷え冷えになり、足は骨まで冷える。と言うと驚かれました。いくらお風呂に入っても、骨が暖まらない。骨の形が自分で自覚できるんです。その、いくら入ってもと言うのが違っていたんです。
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私はカラスの行水入浴。だるまになるくらいの熱湯が好き。風呂から立ち上がるとクラっと来るくらいの熱い湯に入っていました。そんな湯に長い時間は入っていられず、暖まったと思っていても、それは表面だけが暖まったわけで、中までは暖かくはなっていなかったのです。 |
それでも当時はこんなに身体は暖まったのに、なんでと思っていました。冬は寝る直前にお風呂に入って、冷めないうちに寝ないと、寒くて寒くて眠れなかったのです。お風呂に入らずに寝ることは出来なくて、入れないときは洗面器にお湯を入れて足を暖めてから寝ました。 |
日本人の身体は春夏秋冬型になっているそうで、四季をしっかり感じて生きている。春をきちんと体験して、徐々に夏になっていくよ。と身体が気づき、徐々に毛穴が開いて夏を迎える。夏は暑いのが当たり前で、汗をかく。それで、毛穴が開いて調節。冬もその逆。毛穴はしっかり閉まっているのです。
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会社に行っていると、私の身体が暑いと感じる前にエアコンが入ってしまう、身体はまだ冬のままなのに、冷房で冷やされてしまう。冬の冷えが取れないままに、夏のエアコン冷えになる。これで私の身体は一年中冷え状態。おまけに、冷えている事を知らないで、ただ外気が熱かったからと夏はシャワーになる。もう何年間も冷えたままの身体だったのです。 |
どの季節でも冷えている身体を芯から暖めることはなかったのです。鍼の先生に出会っ て、このような事を教わりました。 |
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冷房の冷えを防ぐためには下半身をどうにか守らなくてはと、仕事中にはズボンは履けないので、厚いタイツを 履きました。さすがに外に出ると暑かったです。
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そのときはまだ、冷え取り健康法とは出会っていなかったのですが5本指の靴下を履いていました。冷房で身体を壊した人が、5本指の靴下をはいて治したと、ずいぶん前にテレビでみたことを思い出したのです。
そんな頃、 ふと立ち寄った本屋で万病を治す「冷え取り健康法」新藤義晴氏の本が視界に飛び込んできました。 |
今までも冷えについての本はいろいろと読んでいましたが、この本を読んだときに「こんな方法があるのだ」と 思いました。まだまだ冷えについての対策が甘いことがわかったのです。 |
身体の冷えを取れば健康になる。って事なんです。私が高いサプリメントをいくら飲んでも、身体が冷えていたので、効果は無かったのです。
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会社に行くときも、タイツ型のスパッツになり、靴下の重ね履きもしました。それでも、夏のエアコンが私には辛かったです。冬の寒さはどうにかなるものの、エアコンの寒さは、身体の悪いところを攻めてくるのですね。辛いです。膝に故障があるので、夏にはサポーターをしていました。この際人からどう見られようと、自分の安全と思いました。当然ですが、家ではほとんどエアコンはつけず、夏は汗をかくようにしています。
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一年が過ぎました。お腹に手をやると暖かいです。これか。この暖かさと思いました。それでも夏の冷房は辛いので、会社での制服は止めて、私服の許可をもらいズボンで過ごすようになりました。
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本来、内蔵の中では肝臓が一番温度が高いそうで、その近くにあるお腹は暖かいのが当たり前らしい。お腹が暖かくなってきたら、便意もずいぶんよくなってきました。
不調だなと感じると、足が冷えている。ということに気付きま した。今まで、自分の身体が冷えていることに気付いていなかったのです。 |
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靴下重ね履き |
5本指の靴下は履いていましたが、進藤先生の「冷え取り健康法」の本に出会い、何冊か読んでいくうちにやっぱりこれだ。と冷え取り靴下を取り寄せました。 |
絹と綿の靴下を重ねて履くのです。絹の5本指、綿の5本指、絹のソックス、綿のソックスと絹と綿を交互に履くのです。普通の靴下より薄手なので4枚で普通の靴下の2枚分くらいです。 |
そして、その上に普通のソックス。今では最低で7枚重ねて履いています。さすがにこれだけ履くと今までの靴ではだめなので、1センチサイズが大きい物を買いました。 |
自分でもこんなに履くとは思ってもいなかった。しかし、調子はいいです。快適です。今までは、足が冷たくて冷たくて、固くなっていました。かかともひび割れて、それがあかぎれになってしまうのです。これは若い頃からでした。 |
それがないのです。こんなに何枚も重ねると足が蒸れるのではないかと、思われるでしょうが、それはほとんどないのです。 |
絹は汗が出てもそれを外に出し、綿がそれを受け取る。指の間の汗も外に出してくれるので、蒸れません。しかし、冬はそれで冷たくなることがあるので、靴下は取り替えます。
絹は身体の毒を取ってくれます。靴下に穴があいたら、そこから毒が出ていると言うことです。 |
寝るときも履いています。脱いでいるのはお風呂に入っているときだけです。お風呂から上がっても、すぐに水分をふき取り、履くのです。 |
寝るときは最初のうちは気持ち悪いのですが、すぐになれます。そして、その寝心地はいい。ぐっすり安眠です。 |
足を暖め、半身浴をすることで、不明な不調感に襲われる事は随分と少なくなりました。
今では、夏でも素足は考えられません。今までが、いかに冷えに対して無防備でいたか、実感しています。 |
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