武家屋敷跡から、国道157号線に向かって歩き、着いたところが尾山神社。前田利家ゆかりの神社。ところが、見ての通り神門に被いが被さっている。
あらら、と思いながら階段を昇っていくと平成の大改修。と書いてある。
どうも私の旅は改修と縁がある有るようだ。前に立石寺に行ったときも、本堂が改修。昨日も永平寺が改修中。そして、金沢駅も改修中。まぁ、有る意味このような姿を見られるのはいつもじゃないのだ。喜びとしよう。 |
神門が見られなかったのは非常に残念。次回の宿題としましょう。利家の母衣姿の銅像などを見て回り、御朱印をいただき、バスで駅に戻る事とする。駅に戻るのは、荷物を預けるため。時間は11時半を過ぎている。この時間ならばご飯を食べて時間を潰してから、ホテルにチェックインしてもいいんだな。と思い、今日もまた金沢百選街のグルメ館に行く。ぐるぐるとランチメニューをのぞいて、じゃこめこ飯定食。煮物もお刺身もついて千円。なかなか。カウンターしかない店なのでさすがの私もデジカメ撮影は断念。
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12時半近くになった。まず、バスの一日乗車券を北鉄に買いに行く。午後からの半日なので、城下まち金沢周遊専用の一日フリー券を500円で買う。一度乗れば200円。3回乗ればいいんだ。ただし、このバス一方通行。でも、可愛いレトロバス。赤、青、緑のバスが15分間隔で運行しているという。プリペイカードの乗車券を受け取ってホテルへと向かう。
バス停から見上げると、金沢日航ホテルがそびえ立っている。ここが、今日の宿。23階以上の部屋に泊まれるらしい。
フロントで名を告げる。予約は入っているが、チェックインは13時からだという。私は12時と聞いていたので、来たのになぁ。と思っていると、どこかへ電話をしていた係りの人が、部屋の用意は出来ているのでよろしいですよ。と言われ、ホッとしてキーを受け取る。 |
案内されたのは26階の部屋。上がっていくと、まだどの部屋も掃除中。ここは、12時がチェックアウトのホテル。一番端から二番目の部屋だった。眼下には金沢駅。
部屋に入って、びっくり。久しぶりの高級ホテルって感じ。窓からの景色もすごい。部屋も広い。昨日のAPAと比べてはいけないけど、比べてしまう。
こりゃ、今夜合流するわが夫が喜びそうな部屋である。何しろ電車が好きな人間なもので。そして、今回の宿泊は企画物。13時がチェックアウトだという。きっと、時間までここにいていつまでも電車を見ていると言うだろうなぁ。何しに金沢まで来たか分からなくなるかなと、一抹の不安。一通り部屋を点検した後、出かける。
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駅前から赤いレトロバスに乗る。まずは、ひがし茶屋を目指す。バスはマイクロバスの大きさ、運転手は女性。駅から乗ったので、事細かにバスの説明をしてくれる。バスは細い住宅街も通っていく。幹線道路からはずれて観光地を案内していることが後から分かったのです。橋場でバスを降りてひがし茶屋へ。
志摩と言う茶屋が昔の姿で一般公開をしている。ここは金沢市指定文化財。 |
保存をするのが大変でしょうね。江戸時代の建物。大勢の人が上がったら、床が抜けてしまうのでは。と思うほど。しかし、作りとしてはお茶屋の機能としては考えられていますね。奥行きも深いようです。
別料金で庭を見ながらお抹茶がいただけるが、入場をするときに、お抹茶の券も買うのである。私は、まぁいいっか、と止めました。でも、お抹茶をいただかないと行けない場所だったので、一見の価値は有ったかな。
弁柄格子の町並みはどこか、心を洗われる。だから、観光客も訪れるのだろうか。 |
お茶屋が、喫茶店、おみやげ屋や陶器などを売っている店になっている。ここでも、元気な中年おばちゃまたちの集団に出会う。
住宅の中を通って、浅野川に出る。今日はこれで念願の犀川と浅野川に出会えたことになる。女川と言われる浅野川。確かに犀川とは流れが違う。これを見ると犀川が男川と言われるのが分かる。
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