初日 |
2日目
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3日目
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4日目
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5日目
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6日目
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最終日
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11月30日(土) |
最後の朝だ。気分は良い。 |
今朝の朝食は10時 |
ここに来る人はいろいろです。私と同じように便秘の解消でここに来た人もいます。昨日まではなんの変化がなった人が、今朝は晴れ晴れした顔をしている。通じたという。私はまだ通じない。
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玄米を食べることで、普通のお米の6倍の食物繊維が取れるので、便秘には絶対にいいはずだという。 他の人たちも一昨日くらいから順調らしい。私には6倍の繊維を摂ってもだめなほど頑固な腸なんだろうか。もう何食玄米を食べたのだろう。8食か。気長に待つしかないのか。 |
エントランスでは、食材を注文したのを受け取ったり、宅急便で送ったりとごった返していた。 |
そして、八幡野港で頼んだ干物も届いて、あとはやすらぎの里の送りのバスに乗るだけです。 それにしても、みんな大荷物です。 |
1日延泊するというK.Tさんとお迎えが来るK.Kに見送られて、やすらぎの里の車で駅まで送ってもらう。 |
長いと思っていた一週間は終わってみれば短かった。でも、あの断食反応に見舞われたのはずーっと前のような気もする。 |
念願の一週間の断食に挑戦できて本当に良かった。くせになると言うけど、そうそう何度も出きるものではないが一生涯のうちで一度は体験すべき価値が有るものだと思う。 2泊3日では得られなかった、体験、経験、身体、心の変化。言い表せないほどの何かがある。 |
こんなに何日も食べなくても人間は生きていけるんですね。いままでがあまりにも余計な量を食べていたということです。 そして、身体からいろいろな物が出ていったような気がします。俗世間で汚れていた物も出すようで、気分も爽快すがすがしく、食べるものが愛おしくなりました。 |
食べる事が大好きな私が断食をすることで、本当に自然と食べる物への感謝が湧き、美味しく食べられることのよろこびを感じる。 |
人間は基本的には自然と共に生きているんです。日本には四季もあります。その自然に反発して生きてはいけないんですね。自然に逆らわずになるように生きていけば負担も少ない。 |
断食をするということは考え方によっては、自然に反していること。お腹が空いたらご飯を食べる。って事に反しますからね。でも、一度体験することで、食べる事の大切さを知り、犠牲になった物の上で私が生きていることを実感します。いかにいままで、無用な命を奪ってきたか。そんなことまで考えてしまいました。必要なときに必要な分を感謝していただく事が大切だと思うようになりました。 |
この気持ちがいつまで持続できるか。それが問題です。自分が忘れないためにもこのページを作りました。 人間過ぎ去ればすぐに忘れてしまうんですよね。ストレッチも体操も自分の習慣になる前に忘れてしまう。自分自身がここに戻ってきて、この一週間の体験で得た事を忘れないようにしなくては。 |
2003年2月6日
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こんな事が有りました。 |
入所初日の夕飯のあと、廊下を歩行器で歩いていたおばあさん。自分で食べた食器をもどすために、食堂に入りたいようだが、その数センチの敷居の高さに足が上がらないのでした。 |
この建物はバリアフリーにはほど遠い段差ばかりです。そんなところに、足元のおぼつかない歩行器の人が移動するのには大変です。 |
聞けば両足の膝の骨を順番に折ってから、歩くのが困難になったそうです。パジャマ姿で、髪も振り乱し、なりふり構わない。こんな状態ではかまっていられないと言う感じのおばあさんでした。地下の治療にはいけないので、先生が部屋を訪問しているようでした。 |
その後、歩行器で食堂の中をを歩いていた姿を見ました。そして、4日目にはよたよただが、歩行器なしで歩き、化粧をし、髪の毛はきちんとセットして、まるで別人のようになって私の前に現れました。 |
肌はつやつや。「どうしたんですか。」と思わず言ってしまったら、美容院に行って、髪を染めてきたのよ。と。いや、それだけではない。輝いてますよ。と言うと、ここのおかげで化粧をする気にもなったのよ。と。おばあさんだった人が突然おばさま。って感じに変身したのです。 |
日に日に見えるように変わっていきました。よたよた歩いていたのが、きちんと歩けるようになり、階段の上り下りも出来るようになり、最後の日は小走りまで出来ていました。 |
食事も食堂へ出てこられるようになると、その日々の変貌ぶりにみんなの目も奪われていました。 |
お風呂も4日目にはひとりで行ったそうです。お風呂は地下ですから階段は2階分です。こんなにも人間は回復するものなのですね。凄いです。 治療、食事、温泉の三位一体になったここでは、こんなに回復させる力が有るんです。こんなに元気になったので、来月もここにお世話になるという。その変わり様を目の前にしていると、なんかこっちにも得体の知れない力が湧いてくるような気がした。 |
最終日には見た目には普通の人とまったく変わらなくなっていました。エントランスのソファーに座った姿は、実業家のマダムっという風格でした。最後はみんなと話されて人気者でした。旦那様もその姿をみたら、腰を抜かすほど驚くかも知れない。 |
進行性のガンで医者からは手術するしかないといわれ、手術はしたくない、自然な方法でだめならば諦めるとやすらぎの里で長期療養や転地療養をしながら社会に復活したと言う人もいるそうです。その人の元気なになった姿をみて、担当の医者はびっくりしたそうです。 |
やっぱり、人間は自己治癒能力は有るんです。自然な物無添加菜物を食べて、腹八分目にしていくと、きっと能力も高まっていくのでしょう。 |
その後 |
仲良しになった3人とは、日々メールで励まし(?)合っています。 |