平成14年10月12日−16日
目的 厚岸の牡蠣とニセコのとほ宿
宿泊地 厚岸、釧路、ニセコ
厚岸の宿にて No1
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10月12日
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NO3 1日目
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クリックすると大きくなる風景写真も有ります。 |
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結局は夕飯の連絡が来たのは7時25分だった。テーブルに着いてみるけど、だれも来る気配がない。ビールはどうしたものか。仕方ないので厨房をのぞいてみるが忙しそうに働いている。廊下にビールの販売機が有ったので、これで買うのかと思い、聞いてみるが忙しげに「お持ちしますから、何号室ですか。」と言われた。 | |||||
夕食は牡蠣づくし。焼き牡蠣、生牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣鍋、秋刀魚の塩焼、海老、つぶ貝の酢の物、秋刀魚と海老のさしみ。これが厚岸の牡蠣か。大きくて身が厚い。何年も掛かってやっと食べる牡蠣には感激した。お腹一杯。苦しい。風呂上がりに飲んだビールと食事の時に飲んだビールもきいた。朝も早かったし、もう眠い。 | |||||
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部屋に帰るとまだ蒲団は敷かれて無かった。旅館なんだか、来てくれるわよと、夫が自分で敷こうとしているのを制止する。 しばらくすると、蒲団を敷きに来た。忙しそうである。来たときに案内してくれたのが女将さんのようである。食事の時も遅くなったことをひたすら「すいません」と謝りながら歩いていた。 |
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布団を敷きに来たおねえさんは、来月横浜に遊びに行って美味しい物を食べると言う。あっちには美味しい物がいろいろ有っていいわねぇ。と。牡蠣まつりの会場もいいけど、岸壁でやるカキDEござーるもいいわよ。牡蠣まつりより安いわよ。と教えてくれた。 | |||||
少し横になっていると、うとうと。気づくと隣では白河夜船。もう、寝ようと歯磨きに行くが、洗面所、トイレは廊下にある。洗面所は両端に有るのにトイレは一ヶ所しかなく、部屋からは遠い。コの字になっている廊下の端である。私たちの部屋からは一番遠い。そしてその洗面所も一ヶ所はお湯は出ない。 | |||||
部屋には糊がききすぎていて裃のように身体に馴染まない浴衣と、向こうが透けて見えそうなタオルが用意されているが、歯ブラシはない。無料のテレビは有るが、ティシュはない。鏡もない。部屋の中もけしてきれいとは言えない。 | |||||
料理自慢の旅館なので、牡蠣づくしを食べに来たと割り切ればいいのだが、風呂場のシャンプーが空だったり、トイレットペーパーの予備が置いていなかったり、人手が足りないのか、女将は髪を振り乱して働いているが、お客に済みませんを連発しているのは何か変だ。 | |||||
お茶でも飲もうかと思えば、番茶であろうと思われるお茶っ葉はいつの物かと思うくらい変色している。よく見れば、お茶の道具が入っている入れ物もなんか、埃っぽくて嫌だなぁ。自分自身はそんなに神経質だと思ってはいなかったが、見れば見るほど嫌になってきた。 | |||||
廊下に張りつめてある絨毯もなんか妙に埃っぽい。ちゃんと閉まりにくいドアも、部屋番号が半分無くなって、そのあとをマジックで書き足していことが妙に貧乏くさい。タバコのヤニで黄色く染まっている電気の傘も壁も、いろいろな物が目に入ってくる。施設は古くてもいいから、こざっぱりとした清潔感が欲しいなぁ。これでは、旅の疲れはとれないよなぁ。 | |||||
ここに泊まりに来るお客さんは何を求めに来るのだろうか。ガイドブックに載っているように一年を通して厚岸の牡蠣料理だろうか。 迎える方はどう思ってお客を迎えているのだろうか。たまたま牡蠣祭り中だったから宿は満員で大変だったのだろうか。 普段はこのような接客の仕方ではないのだろうか |
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じゃらんでも、インターネットでも申し込めるので、釣り宿風だとは思ってもいなかった。今日のお客は老若男女。家族連れからアベックまで揃っているが、みんなどんな感じを受けているのだろうか。 | |||||
それにしても、旅宿として、お客さんにくつろいでもらおうという、感じは受けない。確かに、女将さんは一生懸命と働いていた。でも、なんとなく、こんなに沢山来なくてもいいじゃない。忙しいだけよ。という雰囲気を感じてしまった。 |
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そして、どう考えても部屋数と従業員の数が比例していないようだ。ほとんどが予約客なのだろうから、どうにかならないものなのであろうか。人手の確保が出来なかったのであろうか。もしくは、人手が廻らないので有れば、満室になるまで取らないとか。いや、経営側としては稼ぎ時だから稼ぐだけ稼ぎたいのであろうか。 | |||||
女将さんはお嫁にここにやって来たのか、こんなに働いてそれなりの見返りが有るのだろうか。働きがいは有るのだろうか。忙しいだけ忙しくて、何も無いのだろうか。と変なことまで考えてしまう。 | |||||
不思議なのは、これだけ忙しいのにどうして設備がきれいにならないのか。やっぱりこの時期だけの満室なんだろうか。こんな感じでも経営は成り立って行くんだなぁ。顧客サービスって何だろうと思った。 |