平成13年7月1日(日)念願の出石そば


 朝は7時半に一の湯さんにひとりで行く。ここは天井からも光が注いで明るい。洞窟風呂でゆっくり。
 帰ってきて朝食。今日は安田屋のご夫婦が出石を案内してくださるという。10時過ぎに出発。
 内田康夫の小説を読んで以来一度はこの出石のおそばを食べたいと思っていた。城崎までは何度も来ていても、なかなか来られなかった。出石のシンボルの時計台にやっと会えた。

やっと出会えた出石そば。何軒も軒を並べているのでどこに入っていいやら。結局は安田屋さんにおいてあった割引券が利く店に入った。
 小皿に盛られて出てきたそば。生わさびも付いてきた。夏場は生卵ではなく大根下ろし。と言われた。つゆが少し濃い味だった。小出しのそばはこれで、わんこそば、出雲そばと食べたことになる。それぞれが趣があるそば。

食後は玄武洞に。だんだんと蒸し暑くなってきたので、玄武洞前の川が気持ちよく見えた。

 14時過ぎに相棒は豊岡駅から帰途。これで私のひとり旅が始まるのである。
 ご夫婦と一緒にスーパーに寄り、私は明日の朝食を仕入れる。今日は素泊まりでお願いしているのです。
和風旅館の豪華な食事をひとりで食べるほど惨めなことはないと常々思っている私です。

 安田屋さんでの部屋はメイン通りに面していて、宿泊客があちらこちらの外湯に行く姿を見ているのは、結構おもしろい。部屋の窓からは一の湯さんが見えます。この旅館は城崎温泉のほぼ中央に有るので、どこの外場に行くにも便利です。
 通りを歩く客の下駄の音のカランコロンが、いいお酒の肴です。下駄の音を聞きながら飲むと、ああ温泉に来ているんだなぁ。と実感。

城崎温泉街で今回目に付き、気になったのは「de Forno」と言う石窯ピザの店。なんか雰囲気がいい。安田屋の若女将に話すと、知り合いらしく翌日の晩ご飯を食べに行く事になる。ここは先代の父上が「城崎食堂」なるものを営業していたそうです。店の内装は先代の店の壁などを上手く使っていい雰囲気が出ている。飾ってある絵はマスター作。壁といい、床といい、手作りらしいいい雰囲気が出ている。朝も9時からで、素泊まりしたときには重宝しそう。
 夜は、安田屋さんの内湯に入る。源泉100%の温泉を独り占め。外湯がどこも循環湯になってしまったので、このお湯は何ともいえない心地よさがある。
 城崎温泉は基本的には外湯に入るからか、内湯はごく普通のお風呂。

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