朝は6時半に目が覚めた。寝るときは暑かったのに、夜中には風が冷たかった。浜へ散歩をしようと思ったが結局行かず。出発の支度を済ませて、7時半に階下のダイニングルームに行って、朝食。ホットドックとオレンジジュースにコーヒー付き。ダイニングルームは海側の道路沿いにあり、外から見るとまるで喫茶店のよう。よく間違えてお客さんが入って来るそうです。
道路側は車の音がうるさい。しかし、私が泊まった山側は、のどかな風景でたまに汽車の音がいい雰囲気。
ペンションのマスターに駅まで送ってもらい、8時1分の汽車に乗るが、丁度通学時間。学生ばかり。
宮津で降りて、荷物の半分を宅配便で送ろうとするのだが、まだ時間が早いので店が開いていない。しかし、町屋作りの家が有ったり、格子のきれいな家などが並んでいて、なかなか楽しい朝の散歩。しばらく歩いてやっと、黒猫の旗を見つけ、荷物を送る。リュックが軽くなった。
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しばらく歩くと、三上家という建物発見。私の持っているガイドブックには載っていない。最近一般公開をされるようになったらしい。観覧料250円
朝が早いせいか、誰もいない。マンツーマンで屋敷内を案内してもらう。呉服屋から造り酒屋になったという、この屋敷は増築を何度かしている。その時代の建築特色を出していて、なかなかおもしろい。こんな家に住んでみたいけど、掃除が大変だろう。庭を見ながらしばしぼーっとする。
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10時28分のバスに乗り、天橋立駅へ向かう。ここからバスを乗り換えて伊根に行くはずだったが、コンビニに寄ると雪景色の天橋立の大きな写真が飾ってある。なにげに見ていると店主が写真の説明をしてくれた。ビューランドから撮ったという。昨日、私が見た笠松公園からの天橋立とは違う。考えた末、昨日とは反対側から天橋立を見るために、ビューランドに行くことにした。荷物を駅のロッカーに預け、モノレールに乗ってビューランドに登った。
昨日の橋立の風景には違和感が有ったのに、今日のはどこかで見た風景。
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直接伊根に行かなくてよかった。ここに来てよかった。これが天に昇る橋だ。と思いました。元祖またのぞきと有るのも納得。なんだか非常にこの天橋立が気に入ってしまった。
しかし、今日も暑い。コンクリートの照り返しにくたくたになる。あの松林の中は涼しいかも。と橋立の中に行ってみようとビューランドをあとにする。 |
駅で荷物を取り、天橋立に行ってみる。平日で人がいなかったのに、やっぱり海水浴場、人がいる。砂の松並木を清水まで歩いてみる。いい風が吹いている。この荷物が無ければ対岸の一の宮までも歩きたいほど。砂浜が白い。所々に松の木をかたどったシャワーがたっている。松の木と言えば、昨日の経ヶ岬にも松の木をした携帯電話のアンテナが有った。駅に戻るときに回転橋が回転して、船を通した。バスに乗り遅れたらアウト。と思いながら写真を撮る。13時45分のバスに乗り伊根へ。約1時間で役場前に到着。
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民宿に荷物を預ける。女ひとり旅のせいか、民宿のご主人が何も言わないのに、撮影旅行ですね。と決めつけてきて、それならば伊根の道の駅に行くといいですよ。展望台に登ると伊根湾が一望できますよ。と言ったのである。私は伊根の道の駅はとても歩いてはいけないと思っていたので、行き方を聞くと、徒歩用には階段が有るらしい。
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階段は思ったほどきつくはなかった。登った所からの景色もよかった。伊根道の駅は定休だった。まだ見上げると上がある。展望台となっているので上がってみるが、民宿で聞いた展望台は木製のため老朽化していて、立ち入り禁止になっていた。でも、展望台に登らなくても眺望は素晴らしかった。昨日乗った伊根湾の遊覧船もよく見える。湾ぎりぎりまで家がせり出している風景がよく見える。あの端っこまで行くとどのくらい掛かるんだろう。と思い立ち湾の端っこまで歩くことにする。2キロの道のりだった。道を挟んで母屋と舟屋が一組になっている作りのことを実感しながら歩いてみた。有る意味道が庭なんですね。 |
西日に照らされながら散歩を終える。民宿に戻って、部屋にはいる。ポットとお茶のティーバックが一つ。そして、丹波の豆煎餅が一枚。テレビはない。西日がガンガンの暑い部屋。エアコンもなかなか効かないが、目の前が海。そして、舟屋。何年も前から見たいと思っていた風景が目の前にある。夕食は新鮮なお魚が並んでいる。これを1人で食べるのは寂しい。今日も泊まり客は私ひとりだ。民宿なのに部屋に戻ると布団が敷かれていた。部屋にはテレビも無いので、今日も早々と寝る。
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